少年探偵団が呼びかけ

　毎年警視庁が作成している、都内での防犯を呼びかけるポスターに、帝丹小学校
１年生の「少年探偵団」が起用されることになった。
　これまでモデルとしては芸能人が起用されており、交通安全に民間人を起用した例は
あるが、防犯ポスターとして民間からの起用はこれが初めてとなる。
　ポスターモデルとして、少年探偵団の起用を提案した捜査一課の佐藤刑事は、「子供の
証言能力は当てに出来ないといった先入観でものを見がちですが、少年探偵団を
見ていると、自分達で事件を解決したり、細かい目撃証言をしたりと、侮れない部分が
あります。これを機に、親子で防犯というものについて話し合ってもらいたいと思います。
ただし、危険な行動はしてはダメよ」とさわやかな笑顔で答えた。
　ポスターの撮影は３月某日に警視庁内で行われた。何度か事件の聴取で警視庁を
訪れているという探偵団のメンバーは、緊張した様子もなくカメラににっこり。
　よく先頭に立って事件を解決しているという江戸川コナン君は、「子供にも、危ない
ところに行っちゃダメって頭ごなしに言うんじゃなくて、どうして危ないのかとか、なんで
ダメなのかをちゃんと言って欲しいです。子供ってダメって言われたら行きたくなるもん
でしょ？」と、行動力だけでなくコメントも大人に負けていない。
　彼らは、警視庁が配信している警視庁メールマガジンにも毎号目を通し、きちんと
情報を集めている、かなりの探偵ぶり。
　これは本物の探偵もうかうかしていられないだろう。
　
　このポスターは防犯用として、各機関及び学校関係に配布されるが、希望者には
警視庁にて１人１枚限定で配布するという。早くも噂を聞きつけた全国道府県の
ちびっ子から問い合わせが相次いでいる。全国で少年探偵団が誕生する日も近い！？

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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