警視庁、２大指名手配犯に惨敗

　２４日夜、かねてより予告状を警視庁及び犯行予定の宝石店に送りつけていたＫＩＤが、
またも華麗に宝石を強奪――。

　怪盗１４１２号(通称ＫＩＤ)がまたもやってくれた。イブの夜に、まだかまだかと犯行現場で
ＫＩＤの登場を待つ人々。そして空から颯爽と彼はやってきた！
　今回は特に凝った風もなくあっさりと成功して(宝石店内部で何があったのかは不明)、
あれれ？これで終わり？と皆が思っていた時です。
　宝石店からサンタが出てきて皆爆笑。そう、お茶目なＫＩＤがサンタクロースの格好で
出てきたのです。でもこれじゃ目立ってしまって逃げられないんじゃ…？
　ところがどっこいふと気がつくと周囲に沢山のサンタが！
　な、なんと野次馬の中にまぎれていつの間にか、数え切れないほどのサンタがそこここに
いるじゃありませんか！
　これには我々取材記者もビックリ。カメラを構えるのも忘れてぽっかーんとな。

　ＫＩＤを追って出てきた警察の皆さんもあんぐり。急いでそこら中のサンタさんをとり
押さえたもののどれもこれもＫＩＤじゃなかったみたいで、やっぱり結局逃げられてしまった
みたいです。
　後になって入った情報によると、このサンタさん達は、この時間この場所にサンタの衣装で
来た人には参加賞として１万円！という情報を見て集ったとのこと。後日その参加賞はちゃんと
送られてきたそうですが、それを募集していたというチラシは米花町駅前で手渡されたもので、
目下警察が、誰が配布していたのか捜査中とのこと。うーん…そこまでやるか、ＫＩＤって
カンジですネッ！

　さてさてこちらはあまりおきらくごくらくとはいかないお話。クリスマスイヴとクリスマスに、
あの高遠遙一氏がショーを行うと宣言したことは皆さんご存知だと思いますが、なんとあれが
大掛かりなアリバイトリックだったらしいとの説が浮上してきました！
　彼が世界中の警察やマスコミを相手に、大胆な挑戦をしたと思われていた２日間のライブ
カメラサイト。彼が何故そのようなことを突然行ったのか、インターネットでは様々な噂が
飛び交い、「やっぱりクリスマスプレゼントでは」という話も出てきており、このサイトにアクセス
した人が確かに高遠氏のショーを堪能しました。(もちろんそれはそれは楽しいマジックショー
でしたヨ！)
　ところが。
　スペインから奇妙な情報が飛び込んできました。
　サイトでショーが行われていたまさにその時間、スペインでは２５日早朝だったのですが、
情報をくれた方はたまたま新聞配達の人と話をするため外に出ていたとのこと。そこで、
黒いコートに身を包み歩いていく人影を見たので気になってよく観察したところ、どうも高遠さん
っぽかったとのこと。その上数時間後、彼が歩いてきたと思われる方角で死体が発見され
目下殺人事件として捜査中とのことです。
　本人もきちんと確認したわけではないらしいですが、その殺人の手口が今までのものと
酷似していることや、ショーを見ていた警察関係者が改めてパソコンに録画していたその
映像を確認したところ、リアルタイムではなく、予め一部録画されたものが流されていた可能性
も出てきたため、いよいよ容疑は濃厚に。
　もしも彼が全世界をアリバイの証人として犯罪を行ったのだとしたら…。
　まさに、犯罪芸術家高遠遙一恐るべし！

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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