週刊ダウト取締役が異例の記者会見

３月８日に京都で保護された記者の件について、週刊ダウトの宮野代表取締役は本日午後１時
記者会見を開き、「取材の引継ぎによる伝達ミスがあった。約束を一方的に破る形となってしまい、
高遠氏が怒るのもやむを得ない事情があった。当記者もその事実を認め謝罪の意を表している」と
発表し、今回の件については不問に付す意を明らかにした。
　マスコミがこのような形で記者会見を開くのは極めて異例。
　宮野氏の話によると、高遠指名手配犯専属の記者が急病のため、急遽別の担当に引き継がせたが
その際の連絡がうまくいっておらず、取材にあたり足立記者に問題があったのではないかということ
らしい。
　京都府警では、同社が強く要望したためこの事件の捜査を打ち切る予定。
　犯罪学に詳しいＫ大学大野教授は、「犯罪者が情報を提供するのは珍しいこと。それが高遠のような
世界的に注目されている人間ならなおさらだ。レベルの高い犯罪者ほどマナーを重要視するというが、
今回はその典型的な例だろう。犯罪を擁護するわけではないが、約束は守った方がいい」とコメント
した。
　また、外伝テレビが無作為に抽出した電話でのアンケートでは、今回の件で高遠を支持する回答が
全体の７２パーセントを占め、ある回答者は「でもこの一件で高遠さんも水に流すのでは。マジシャンは
披露し終わったマジックに未練を持たないものですからね」と述べた。
　週刊ダウトでは、明日発売の本誌に一面を使って謝罪広告を載せるとともに、改めて高遠遙一特集
を組む予定と発表している。世間の注目もあり、普段の５倍の売れ行きを予想しているという。

※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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