多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ヴァン・ヘルシング


ヴァン・ヘルシング

9/30鑑賞

 丁度日本ではペリーの黒船が来航しただの、新撰組が池田屋事件によって維新を10年
遅らせただの、そして明治維新の年だのとまさに激動の時代だった頃。
 同じように世界でも、絶対主義から近代民主主義へ変わるべく時代は動いていました。
この頃、イギリス国民の心の支えとなる人物が登場します。
 その名を、シャーロック・ホームズ。
 今も尚実在していると信じる世界中の人からファンレターが絶える事の無い、永遠の
名探偵です。
 そしてこの時代を象徴する数多くのオカルトモンスターも登場してきます。

 死者の体をつなぎ合わせて作られたという呪われたモンスターことフランケンシュタイン。
しかし殆どの物語で彼は、人々に恐れられ、疎まれながらも心優しいモンスターとして描かれて
います。
 そのモンスターが誕生した日。実験を知った市民達がフランケンシュタイン城に乗り込んで
きました。律儀に階段を上る市民の皆さんはすごいとは思うのですが、城の外に出なければ
食料など補給できないのですから、待っていれば投降してきたのではないでしょうか。
 つーか乗り込んでいって裏口からあっさりフランケンに逃げられているあたり、「誰も抜け道
がないか見張ってなかったのかよ!」と突っ込みたくなります。

 さてこのフランケン登場したのはいいのですが、その実験の裏にはこのモンスターの命を
必要とする吸血鬼が絡んでいました。実験のためにフランケンシュタイン博士にあれこれ提供し
彼が従わないと見るや血を吸って殺してしまう。
 殺さなくても、血を吸って意のままに動かせば今後更に役に立ったかも知れないのに。
そんなだから、血を吸うのに夢中になっている間にモンスターに逃げられ、思わぬ反撃を
くらって暖炉に突っ込むことになるのだと。
 この吸血鬼、結構頭悪そうです。

 んで、フランケンシュタイン博士の死体を抱えて逃亡するフランケン。本当は名前はないの
ですが、モンスターではあまりにもかわいそうな気がするので、フランケンと呼ばせていただきます。
 結局彼は風車小屋に追い詰められ、火を放たれて、業火の中に消えていきます。慌てて
吸血鬼らが駆けつけてきたのですが余裕で間に合っていません。…10円やるから帰れ。

 さて翌年。パリの街中に女性の、ボロゾウキンを手で裂くような悲鳴が。
 この映画の主役、ヴァン・ヘルシングはこの連続殺人とかの犯人を追っているようです。
表れたるはジキルとハイドでおなじみ、ハイド氏。うーん、リーグオブレジェンドを見ているから
でしょうか。このハイドは見苦しい。とりあえず観客にケツを向けて、しかも半ケツはやめれ。
グラビアアイドルならともかく、なんでこんなむっさい男のケツなんざ見なければいけないの
でしょうか。これが映画でなかったらとび蹴りくらいかましていたところです。
 あまりにもインパクトが強すぎてヘルシング氏の活躍がかすんでしまいました。恐るべき、ケツ。
 ともあれ前から追っていたジキルというかハイドを倒したのはいいのですが、なんか
ヴァチカンの財産である建物を派手に壊したので坊さん達がカンカンだそうです。そんなこと
言ってたらゴジラなんか登場するたびに東京の街破壊しまくってますが。
 まあ形あるものは壊れるという言葉を持ち出してこないあたり、坊さんたちかなり心狭い。
まだまだ修行が必要かと思われます。

 で。ジキルをやっと倒したのもつかの間、今度はトランシルヴァニアへ飛ぶようにとの命令。
そこには、吸血鬼を一族から生み出してしまい、贖罪されるくわりに必ずやこの吸血鬼を倒す
誓いを立てたという一族の生き残りが必死で戦っているとか。
 ヴェルカンとアナという兄妹です。
 ちなみにトランシルヴァニアの吸血鬼伝説については、稚拙ですが金田一少年の事件簿
感想日記
にて多少触れておりますので、時間の無駄遣いをしてもいいという方はどうぞ。
 ところで昔から気になっていたのですが、アナ王女のように、セミロングの髪型にしている
人に質問です。
 戦うのに邪魔じゃないんですか、それ?
 アップにしてまとめあげておけば邪魔にもならないし相手につかまれることもないと思う
のですけども…。少なくともレディースでのケンカでは、髪の毛をつかまれることを少なくする
ために、短めの髪が多いということです。
 名作とレディース一緒にすんなやって感じですが。

 さて教会の地下では、モンスターを倒すための武器作りに余念がないといったところ。
しかもグリセリンという、粘液が登場してきました。ほんの一滴手にとって投げつけると
大爆発。そう、これは三硝酸グリセリン。珪藻土に染み込ませて安定させるとダイナマイトに
なりまた、慢性狭心症などの痛みを和らげる薬としても使われるものです。
 通称「ニトログリセリン」。
 150年前には開発されていたといいますから大体この時代です。
 ただしヘルシングはそれには目もくれず、ガトリングボウガンを見て「これがいい」とか
言ってますけども。まあ確かにな。

 一方トランシルヴァニアの例の兄妹。
 いきなり兄さんが縛られてつるされていたので、一体何のプレイかと思いました。
ウルフマン誘い出しプレイだったようです。
 …それ、つるされてる必要あるんでしょうか…。
 普通に突っ立ってれば来ると思うんですがねぇ。
 まあ吸血鬼を生み出してしまった一族だから変わり者なんでしょう。
 ところがどっこい、ウルフマンはなかなか手ごわかった。
 兄を助けるために飛び出してきたアナを兄が庇ってウルフマンともども海へ転落。
ここで探そうともせずあっさり「死んだ」とあきらめるアナさんすごいです。
 
 そうとも知らずえっらい広大な、お前それいくらなんでも馬でたどり着けんやろという
ところをロケで撮って、ヘルシング氏と修道僧のカール君到着。
 アナ王女とその愉快な下僕どもに全然歓迎されていないのはしょうがないのですが、
いきなり吸血鬼の花嫁襲来。日光が出てないから襲ってきたみたいですが、どう考えても
この画面の日の差しようは、「太陽が出ていない」どころではないような気がするのですが
気のせいでしょうか。
 いやあ、花嫁さん確かに美人ぞろいなんですが…あの黒髪の方…ちょっと濃い顔立ちと
いいますか…エキゾチックはいいんですがもう少し、アジエンスのシャンプーCMに出てくる
ような人が良かったなぁ…なんて…。
 ともあれマリューシュカを退治成功。短い出番でした…。もう少し出してやれよ。

 でもってわたくし的見所はこの後の吸血鬼。
 棺からだーっと浮き上がってきて第一声「マリューシュカ!!!!!」ですよ。お前もっと
早く起きろよと。あと、花嫁達には私には感情がないとか言ってますがお前その数分前に
マリューシュカ!って叫んでたやん、みたいな。
 それだからとり頭なんだよ…。

 ともあれ、アナ王女に認められたヴァン・ヘルシング。何とか今夜のねぐらにはありつけ
そうです。
 つーかこれまでの100年間誰も吸血鬼が殺せなかったとは。キミ等何しとったん。

 あと吸血鬼の皆さん。ウロウロウロウロと天井にぶら下がってみたり壁を歩いてみたり
鬱陶しい。ハエたたきで打ち落としたろか。

 ところでヴァンヘル氏って確かにイケメンなんですが。なんですが。
 初めて登場して顔みた時の私の第1印象は「無精ひげをそれ!」でした。
 生やすかそるかどっちかにしなされ!なんですかその撮影中にシーンごとにヒゲの濃さが
違ってますよみたいなのは。
 まあ花嫁相手に振り回されたヘタレっぷりはなかなかのものだと思います。

 さてまったく休んでなくてヴァンヘル氏に眠らされていたアナ王女。夜の城を歩き回る
なんてホンマ度胸の据わった方ですが、あちらこちらについているこの明かり。なんか
燃料がもったいないというか。まあ吸血鬼が出てもいいようにという配慮かも知れませんが
世の中電化住宅の時代です(年代を考えろ)。デンコちゃんが来ますよ!
 あと、ヴェルカンがきたからといって「生きてた」とか感動する前に、お前どこから入った
んだとか、おかしいとかもう少し疑った方がいいと思います。
 それにしても流石は吸血鬼を生んだ一族、背中で壁をつたってのぼっていくとは何とも
器用なお兄さんだなぁと思っていたら、ウルフマンになってしまいました。
 ハリーポッターに出てきたリーマスのウルフマンはえ?そんなに変身してるから毛が
薄いの?といわんばかりのツルペタで、ウルフには程遠いイメージがあったのですが、
こちらのウルフマンは育毛にお悩みの方が見たら泣きながら石投げてきそうなほど
フサフサで、吸血鬼が欲しがるのもよく分かります。冬の寒い時とか、くるまって寝ると
あったかいんだよねぇ。…違うんでしょうか?

 ウルフマンをしとめそこなったヴァンヘルは街へ。なんか怪しげなおっさんがいて墓穴を
掘ってますが、ウルフマンに襲われてその墓穴に自分が入るあたり、いつまでもお約束を
忘れない人です。
 結局ウルフマンは逃げていってしまいました。それにしてもヴェルカン、つくづく池ポチャ
が好きですね。なんかこういうとゴルフみたいだ。「ファーーーーーーーー!」(青島刑事の
モノマネで)

 ウルフを追ってフランケンシュタイン城にやってきた二人は、城の明かりがともっている
のを発見。中に入ります。
 中では吸血鬼が「おっひるやーすみはウッキウッキウォッチング!」とか歌いだしそうな
上機嫌で実験中。ウルフマンに雷を落としてその力を、エイリアンのタマゴのようなのに
注ぎ込みたいみたいです。
 吸血鬼の子供は死者で生まれてきて、そのために命を与える存在が必要なのだと。
なるほどなるほど。フランケンシュタイン博士の実験に手を貸していたのも分かってきた
気がします。この実験から、死者を蘇らせることの出来たカラクリがわかれば、吸血鬼の
子供も覚醒し、この世は一族が支配できる、と。
 いやあ…お言葉ですが吸血鬼クン。
 キミは少し生態系を学んだほうがいい。
 圧倒的に上位の生物が増えたらどうなるか。
 エサはあっという間に食いつくし、残るのは餓死か共食いだけですよこの鳥頭。

 つか忍び込んだフランケンシュタイン城で、不気味なタマゴを見つけたからといって、
わざわざ皮手袋外して手を突っ込むほうも方ですよ、ヴァルヘル氏。
 あんたこれエイリアンの卵やったら真っ先に取り付かれてるタイプですがな。
 まずは離れたところからナイフでも投げつけるのが筋だろう。
 まあわざわざ確かめるまでもなく、ウルフマンの力によって蘇ってくれちゃったわけ
ですが。これが子供って…。
 こんなのが子供だった日には育児ノイローゼで真っ先にやられそうです。何しろ人間の
赤ちゃんと違って鳴き声がうるさいわ見た目可愛くないわ、どこ飛んでいくかわからんわ…。
これに愛情を注げる吸血鬼の花嫁をちょっと尊敬しました。
 
 ここで吸血鬼とヴァンヘル、運命の邂逅。吸血鬼が、ヴァンヘル氏の鼓動が全然動じて
ないと誉めるのですが、皮手袋で手を叩いて鼓動を再現してみせるために、わたしゃ最初
馬のひづめでもやってみせてるのかと思い、「何だこの人、時代劇のファン?」とか首を
かしげてました。(おかしいのはお前の頭だ)
 そして彼はヴァンヘルに「ハロー、ガブリエル」と話しかけます。吸血鬼、よく考えろ。
こんないかつい、無精ひげ生やしまくったおっさんが「ガブリエル」なんてかわいらしい名前の
わけないやろ!お前それはプロレスラーの本名が「かおるちゃん」って言ってるのと同じ
ことやぞ。(一部不適切な発言がありましたことをお詫びいたします)
 神の右側がどうのとか言うております。
 そういや昔、神の右手悪魔の左手、みたいなタイトルのマンガがありましたね。
 …うんまあ違うとは思うのですが。
 そんでこの吸血鬼いきなり「改めて自己紹介しよう」とか言うて何年に生まれて何年に
殺された、とか言うてますよ。
 分かったからそれはチラシの裏に書いとくか就職の面接会場でやれ。な?

 一方村では吸血鬼の赤ちゃんと花嫁に襲われていましたが、なにやら突然子供が破裂。
 実験は失敗のようですから!残念!

 その隙をついてヴァンヘルは脱出。アナ王女を抱えて城を抜け出します。が、それを
追おうとしたウルフマンまたも谷底へ転落。…キミは一体何がしたいのか。人生山あり
谷ありと言いたいのか。それとも転落の人生といいたいのか。
 まあともあれこのシーンでかっこよかったのは、崩れた城の一角でヤンキーすわりをしている
吸血鬼でしょうか。あんたも何しとんねん。

 何とか脱出してのん気に酒を飲み交わすヴァンヘルとアナ王女。ところがどっこいまるで
ドリフのセットのように立っていた場所が崩れ、奈落のそこへ。いやあすごいですなぁ。
ドリフコントではこの時点で瞬間最高視聴率40%くらいいったと思います。ものすごい
落ちっぷりでした。

 で。出番の思い切り少ないカール君ですが、女の子を助けてイチャラブ中。そして目が
覚めて城のインテリアにもたれかかって偶然、ある絵を発見します。
 戦いだす二人の騎士です。これは一体何の意味があるのでしょうか。

 転落した2人は、なにやら洞窟のような場所に。人のいる形跡があります。
 かなりの大男。そして右足を引きずっている。
 現れたのはフランケンシュタイン。
 結構外見ゴツイですねぇ。死体を集めて作られたのだから仕方がないのですが、
頭割れてますがな。ガムテープでぐるぐる巻きにしとけ。
 このフランケンこそが今も吸血鬼の探している、永遠の命のカギ。
 秘密を知られては大変です。
 と思ったらちゃっかりウルフマンが逃げていくところでした。

 急いでフランケンを逃がさなければなりません。トランシルヴァニアの馬は速いそうです。
そんなん、いつでもどこでもオマカセ、引越しのサカイよべばいいやん。←呼べるか
 まあこれですんなり運べたらそれで物語は終わってしまうわけで。案の定やってきました
ハットリくん。ではなくて例の花嫁さんたちが飛んできました。
 いやあすごいアクションシーンですねぇ。ヴァンヘル氏はここのシーンが危険だと知らずに
アクションしてたらしいですが。(スタントマンから「よくこんな、俺達でも危険なシーンをやる気に
なったねぇ」といわれて初めて知ったとのこと)
 ただこのシーンは素で騙されたので面白かったです。そして、ピンチを通じてフランケンと
仲良くなるのも。元々彼は心根の優しい人ですからね。どうですか奥さん!一家に1人、
フランケン!今ならジャパネットたかたが金利手数料負担!…しません!

 そしてアナは、ヴェルカンと決別の時を迎えます。アナに謝って息絶えたヴェルカン。
アナはヴァンヘルを責めますがあんたそりゃ酷いですぜ…。しかもウルフマンに引っかかれた
からってえんがちょみたいにひかなくても。
 そんでもってついでにアリーラにさらわれるアナ。今までフランケン運んできた苦労が水の泡。
このアリーラさん、座るときヤンキー座りなんですが。生前はレディースにでもいらっしゃったの
でしょうか。
 ともあれ、ハロウィンの仮装パーティに御呼ばれです。せっかくだから吸血鬼の格好でも
していったらどうですかヴァンヘルさん。ほら、アーカードとかアンデルセンとか…。(それは
ヘルシング違いですから!残念!)

 フランケンを眠らせ、ある廃墟の中に隠して約束の場所に向かうヴァンヘルとカール。
ところがどっこいその会話を聞いていた死者が。
 この頃は土葬が一般的でしたからねぇ。だからこそ余計に吸血鬼やらゾンビの伝説が
生まれたのだと思いますけども。

 行った先の仮装パーティがすごいすごい。まさに中世といった感じ。
 その中で吸血鬼とアナ王女が踊ってます。アナ王女、律儀に踊ること無いのに。せっかく
だから足踏んづけてあげたらどうなんですかねぇ。
 ちなみに吸血鬼が鏡に二人を映し、そこにアナ王女しかいないことを言っています。
 が。
 ここでスーパーヒトシ君人形登場だぁー!
 人であふれているこの会場の中、たった一人しか映っていないというのは!?

 で、ヴァンヘル氏が助けにきたわけですが、おもいきしフランケンとッ捕まってるし、
城の中のメンバーは全員吸血鬼メンバーだし、どっぷり罠にはまったとしか。
 ところがどっこいその逃げる途中に、カールの持ってきた「何に使うンだかわからない
武器」が本領発揮。あっという間に吸血鬼どもを片付けちゃうんだから大したものです。
 まあでもフランケンをさらわれたことには変わりないわけで。
 今度はフランケンを取り戻せ、ですよ。

 城に戻り、吸血鬼の城を探す彼ら。
 昔の文献をひっくり返し、カールが見つけたという絵を見て、そして最後のヒントを
見つけ出します。いざドラキュラ城へ。
 どうでもいいけどカールがやってくれたお約束、大好きです。
 戻れんっちゅーに。人の話聞いとけよ、みたいな(笑)。

 にしても万年冬のドラキュラ城って、暖房費けっこうかかりそうですねぇ。絶対住めないわ。
シベリアあたりにでもあるんでしょうか。
 入り口かなり入りづらそうだったんですが、もうそろそろ時間もなく、まきが入っているのか
ヴァンヘル、アナとカールを抱えてウルフマンの力でサクッと中に入りました。未だかつて
こんなにあっさり入った主人公がいたでしょうか。いいのかな…。
 中でイゴールというおっさんを見つけて、ウルフマンの呪いを解く薬のところに案内
してもらうことになりました。その間にヴァンヘルはフランケンを助けると。

 ウルフマンは吸血鬼にとって天敵らしいのですが、なんかその力を使うために従わせて
いる必要があったようで、それでも逆らうようならば薬を使ってさっさと人間に戻してしまう
つもりで薬があったようです。ちょっとこのあたりの説明は分かりにくかったかなぁ…。
 
 こっから先を細かく書くと蛇足になりそうですが、まあお約束どおりの展開でなかなか
楽しかったです。アクションにつぐアクションといったところ。
 つかウルフマンと正体現した吸血鬼との戦いが、どうもゴジラVSモスラに見えまして…。
なんか兄弟げんかのようで微笑ましかったです(待て)。

 私的見所は、アナが、助けてくれたフランケンにお礼をいい、フランケンが嬉しそうな表情を
見せたところ。それだけで彼の魂は救われたことでしょう。
 つか逆に残念だったのは、せっかく長年の夢の吸血鬼の子供がこの世に今度こそ誕生
したのに、ちょっとのシーンだけで滅んでしまったこと。せっかくだから、ヴァンヘルの手を
焼かせるだの世界中を襲い始めてしまうだのといったところが欲しかったかな。ついでに
出した感じが否めなかったです。


 あとは…ラストシーンですかねぇ…。何も死なすことはないだろうと。
 これだけが残念でしたが、でもその魂が救われたのならば、死もまたつらいものではなかった
のかも知れません。

 明日もまたヘルシング氏は人々を襲うモンスターのために戦い続けることでしょう。
 神が人に遣わしたガブリエルの名において。


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ヴァン・ヘルシング