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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第84号

==警視庁メールマガジン第84号==
                                   発行日:04/09/10



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●特別版のお知らせ

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●災害時の通信、連絡手段

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●メッセンジャーの意外な使い道

[防犯ミニ知識]
●自然災害に備えよう<拡大版>

[ほんの一口〜読者の声]
●地震の時の対応、どれが正しい?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●備えあれば憂いなし!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●特別版のお知らせ

 いつも警視庁メールマガジンをご愛読いただき有難うございます。今回は、先日発生した浅間山噴火、紀伊半島沖地震、台風18号といった自然災害に対処する情報をお届けするべく、全体のテーマを「自然災害」とさせていただきました。皆様のお役に立てれば幸いです。
 尚、地域によっては対応に食い違いが出る場合もありますので、これらは対処法の一つに留め、皆さんのご家庭でも避難場所や非常食のチェック、被災時の連絡方法など各自確認を行ってみて下さい。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●災害時の通信、連絡手段

 グラリと揺れるとその後数時間は、電話などがつながりにくくなる状態が続くと言われています。緊急時に安全確認の電話をかけるなとは言いませんが、NTTでは安否確認の電話をかけることを推奨していません。それは、怪我人の搬送や火災など、本当に救助を必要としている人のための回線がそういった安否確認でふさがれるのを防ぐためです。
 確かに「安否確認の電話をかけたおかげで、例えば気絶していた家族が気がついて避難できるかもしれない」「生き埋めになった人が電話がなったことによってそこにいることに気づいてもらえ、助かるかもしれない」といった意見はあります。安否確認については賛否両論ありますが、それでもやはりこれらは可能性の問題ですし、こういったことを否定するわけではありませんが、「かもしれない」のために救助を後回しにしていいわけがありません。
 また、こういった混乱がおきるのも、災害時の伝言ダイヤルがまだまだ浸透していないからでしょう。
 NTTが提供する災害用伝言ダイヤル171は「忘れていない(171)」と覚えるようになっています。
 使い方としては171をプッシュし、録音の場合は1を再生の場合は2を押し、あとは自宅電話番号(市外局番から入れます)をプッシュするだけです。そのあと録音するなら30秒の録音時間がありますから、的確にメッセージを入れましょう。なおこれは、公衆電話、固定電話だけでなくPHSや携帯電話からも利用することが出来ます。
 ただし、この伝言板は被災地が最優先され、それ以外の地域からの利用は段階を経て利用できるようになりますので注意してください。
 これらを広く周知するためにNTTでは、「毎月1日」や国の「防災週間(8月30日〜9月5日)」と「防災とボランティア週間(1月15日〜21日)」及び各地域で開催される『防災訓練』に合わせて「災害用伝言ダイヤル171」を運用しています。最寄のNTTにお問い合わせください。(1月1日は運用していません。また実際に災害が発生した場合はこれらの体験が出来ない場合があります)
 そしてこれはあまり知られていないのですが、災害時には警察や消防、官公庁、公共機関及び報道機関は優先電話が割り当てられています。関係者でこの存在を知らない人はいないと思うのですが…くれぐれも慌てて普通の電話を使用して、民間の方の回線を塞ぐことのないようにしたいものです。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●メッセンジャーの意外な使い道
 
 インターネットをやり始めて1年経ったという人でも、「メッセンジャー」となると「えっ?何ソレ?」という人も多いかもしれんなぁ。
 アメリカとかではチャットよりも結構気軽に使われとるという話もあるんやけど、日本やとメールに押されて知名度はイマイチ…という感がある。
 けどこれ結構使えるんやで。
 大体の有名どころというとまずは「MSNメッセンジャー」かな。Windows使ってる人ならもう買った時から入っとるあれや。これはhotmailのアカウント(メールアドレス)を持ってればすぐに使える。ゆーても相手も同じようにhotmailのアカウント持ってることが必要やけどな。
 相手のアカウント教えてもろたらメッセンジャー立ち上げて登録すればすぐに話が出来るようになるで。ま、説明とか見ながら気長に導入してや。
 前置きが長ごなってしもたけど、こないだの地震の時な、俺明智警視とちょうどメッセンジャーやってたとこやってん。俺も揺れてびっくりしたからメッセージ打つどころやなくなってちょっと様子みとったら明智警視から「どうしましたか?」言われてな、「揺れとる、地震みたいや」と言うたら「揺れが収まったら火の元と避難経路の確認ですね。また、家の中で怪我人がいないか見て回ったほうがいいでしょう」てテキパキ指示が飛んできてな。正直助かったわ。
 俺も平常心は持ってると思てる方やけど、前に阪神淡路大震災があったやろ?あれを経験してる身としては、一瞬とはいえ身がすくむくらいの揺れやったからな。そんで急いで確認にいったら(親父はまだ府警から帰ってへんかった)、お袋が玄関で俺を呼びよんや。何や思て向かったら宅配便の兄ちゃんが真っ青な顔でしゃがみこんどってな。兄ちゃんもあの地震を思い出して足すくんだみたいやねん。
 そっからその兄ちゃんを介抱したり、近所に声かけまくって怪我人はいないか確認したりしてな、小一時間ほどして戻ったら明智警視から「皆さんご無事でしたか?」っちゅーメッセージが入っとった。
 ホンマ明智警視には感謝しとるで。
 地震の時に、一番最初に復旧するのは電気と言われとる。プロバイダー自体がおしゃかになっとったらネットつながらんけども、それやなかったらパソコンさえ無事ならメッセンジャーを通じてどこの相手でも安否を確認することは出来るから結構助かるで。
 あ、メールなんやけどな。やっぱりあちこちで確認の電話とかメールとかしとったみたいで、出したはずのメールが全然相手に届かんかったみたいや。こういうのをダメというわけやないけども、連絡手段の一つとして、インターネットが普通に流行しとる今、メッセンジャーで友達同士登録しあっとくのもええかもしれんで。




[防犯ミニ知識]


●自然災害に備えよう<拡大版>

 今回は拡大版にてお届けいたします。
1.地震
 自宅で地震に遭遇した時は何を置いても安全な場所に避難することが大切です。震度6前後の大きな揺れの時には移動することが出来ないこともありますが、そのような場合には周囲に何か頭や体を庇えるようなものがないか探すことです。布団やクッションなどがあればそれをかぶるようにします。机の下に避難する場合は脚をしっかりともって体を固定させます。
 また過酷なようですが、子供やお年寄りを身を挺して庇うよりも、その場で同じように丸くなったり机の下に隠れて安全の確保をしてもらうようにしましょう。子供やお年寄りを庇いあなた自身が命を落とすことになった場合、結果としてその後子供、お年寄りの生存率が下がることになります。そして、パニックになったとしても子供の名前を大声で叫ばないように気をつけてください。名前を呼ぶと子供は反射的にあなたのところに駆け寄ってきますので、子供の身を危険にさらすことになります。大人が冷静になって行動する必要があります。
 揺れが収まったら、それがどんなに小さな揺れであったとしてもドアを開け、避難路の確保をします。揺れが収まるとやれやれとばかりに様子を見るだけの人が多いですが、また揺れがこないとも限りませんから、油断せずに避難路の確保や津波情報などをチェックするようにしましょう。
 古い木造家屋の場合は倒壊の危険性があります。出来れば、大きな揺れを感じたら外に避難するべきでしょう。
 ベランダなどで地震に遭遇した場合は何を置いても家の中に飛び込むようにします。
 揺れが収まってから火の元の確認をしましょう。
 尚、トイレや浴槽に避難するのも安全確保の一つですが、マンションやアパートなどの場合は構造の理由上から四方を壁に囲まれていない場合も多いので、耐震性は低いとされています。建物の中央に近いところに避難するのが一番でしょう。

 仕事場や外で地震に遭遇した場合は落下物から身を隠せそうな場所に避難します。高層オフィスビルなどは耐震性に優れていますが、四方をガラスに囲まれていることが多いため、自分自身がガラスを突き破って投げ出される危険性があります。フロアの中心に避難するようにしましょう。また、パソコンなど落下物も多いので机の下などに避難してください。
 劇場、映画館などでは構造上柱がないため、天井が落ちやすくなっています。椅子の間にうずくまり、鞄で頭を守るようにしてください。万が一天井が落下しても、圧死を免れることが出来ます。揺れが収まったら係員の指示に従って落ち着いて避難してください。
 避難時にエレベーターなどは使用しないようにしましょう。途中で停止し閉じ込められる危険性があります。
 車に乗っていて遭遇した場合は、ゆっくりとブレーキを踏みながら路肩に寄せて停止します。降りて避難する場合はキーをつけたまま、施錠はしないようにします。施錠してしまうと、緊急車両が通る時に妨げになっていても移動させることが出来ません。高速道路では1kmごとに避難口がありますからそこから避難します。
 電車内で遭遇した場合は駅員の指示に従って避難し、勝手に車外に出ないようにしてください。特に、線路内へ降り立つのは大変危険です。
 避難する時は避難場所を確認し、動き安い服装をし徒歩で行って下さい。荷物は背負うようにし、できるだけ両手はあけておきましょう。また不必要なものはもって行かないようにします。お年寄りや子供さんからは絶対に目を離さないようにし、近所同士で避難を行って下さい。もし帰宅していない家族がいれば、メモを玄関に張っておくなどします。
 避難生活が長引き、避難所での生活にストレスを感じた場合は、冬場を除けばマイカーを家代わりに使うという例もあります。
 地震に関しては台風などのように予知が万全でない分、日頃からの備えが重要になってきます。また、電車などが止まって帰宅できない場合を想定し、仕事場から自宅まで歩いてどれくらいの距離があるか、途中休憩可能な場所はありそうかなども確認しておくといいでしょう。基本的な対策として、家具を固定しておくことは大切です。突っ張り棒や金具で壁・天井に固定するなどしましょう。

2.津波
 今回の紀伊半島沖地震においては広範囲に津波が発生しました。50cmの津波と聞いて「何だ、大した高さではないな」と思われた方もいるかも知れません。しかし津波は普通の波と違い、大きな力を持っています。この50cmの波で自動車が海に引きずられた前例もあります。1993年に発生した北海道南西沖地震では15mの津波が押し寄せ、標高30m以上のところまで浸水したという記録が残っています。
 海岸付近で大きな揺れを感じた時は津波情報を確認するよりも先に避難してください。津波注意報が出てからでは間に合わないことがあります。
 津波は時に想像もつかない高さになります。少しでも遠く、高く避難することが大切です。山などが遠い場合はそちらへ逃げるよりも、ビルなど高い建物があればその上へ上へと逃げる方が確実です。
 また、家財などの持ち出しをしていて津波に襲われた例もあります。命を優先としてください。
 やむを得ず海面に近いビルに避難する場合は、直接面しているビルよりも2列目、3列目の方が津波のエネルギーを少しでも逃れられます。
 もし津波が浸水を始めた場合は漂流物にぶつかるなど転倒する可能性が高くなるため、近くの建物のできるだけ高い部分に避難します。岩場や堤防などには避難しないようにしてください。津波に飲み込まれた場合の死因の多くは、岩やコンクリートなどの硬いものに叩き付けられたりするものです。
 津波での避難においては、車での避難は原則禁止とされています(津波の最高速度は時速500kmです)。渋滞を引き起こし、避難が遅れるだけですので、徒歩で逃げるようにして下さい。
 

3.台風
 ※警視庁メールマガジン80号も併せてご覧ください。
 台風での被害を出さないだけでなく、地震対策にも有効なのが、ガラス飛散防止フィルムです。これは窓ガラスなどに貼っておくだけで、ガラスが割れても飛散を防ぐものです。(防犯性は低いのでこれを貼っても空き巣対策にはなりません)
 台風の進路は気象庁などが一時間ごとに更新を行って情報を提供しています。NHKなどで確認を行って下さい。
 事前の対策としては停電や断水に備えることです。浴槽に水を溜めておいたり、懐中電灯やラジオの電源が入るかどうか、予備の電池はあるか確認したりしましょう。交通網のマヒにより食料が手に入らなくなる可能性もありますから、余分にストックしておくようにしましょう。
 また、必ずと言っていいほど台風が来てから屋根の修繕をするケースがありますが、暴風雨の中これらの作業を行うのは大変危険です。心配であるならば日頃からチェックをし、修繕するようにしておきましょう。庭の立ち木などが折れたりして家屋に損害を与えないか、雨戸の無い窓ガラスには必要であれば外からベニヤ板を取り付ける、飛ばされそうなものは家の中にしまうなど、台風の圏内に入る前に確認しておいてください。
 浸水が予測される場所であれば予め必要な物を2階に上げたりします。
 台風が到達してからは絶対に避難以外で外に出ないようにしてください。

4.火山
 大切なのは日頃から「ハザードマップ」を入手しておくことです。活火山を抱える地方自治体や防災機関では、それぞれ独自にハザードマップを作成しているところが多く、これには噴火時の溶岩流や火砕流、隕石、降灰などの予想危険エリアが記されています。予め自分の家や職場でどんな被害が予想されるかをしっかりと把握しておきましょう。
 避難時を検討するときは土石流や土砂崩れが発生する可能性のある場所、川の近くなどを避けて、危険度の少ない場所を選んで下さい。
 実際に火山が噴火した時に気象庁が発表する火山情報は、3タイプに分かれています。
 A)火山観測情報:火山活動の状態の変化などを周知する必要があると認める時に発表
 B)臨時火山情報:火山現象による災害について防災上の注意を喚起する必要がある場合に発表
 C)緊急火山情報:火山現象による災害から人の生命及び身体を保護する必要がある場合に発表
 火山が噴火した時はすぐに情報をチェックし、避難する必要があるかどうかを確認します。
 もし避難勧告が出た場合は指定された避難場所に速やかに避難しましょう。準備は慌てず落ち着いて行います。
 ・電気のブレーカーを落とす
 ・ガスなどの元栓をしっかり締める
 ・戸締りをする(避難先、世帯主の名前、連絡方法とその連絡先などを書いた紙を貼っておくといいでしょう)
 これらを確認します。
 避難時の服装は出来るだけ肌の露出が少ないようにして下さい。
 ・ヘルメット
 ・マスク
 ・ゴーグル
 ・長袖の上着
 ・軍手
 ・長ズボン
 ・靴(頑丈で歩きやすいもの)
 ・リュックサック
 これらをそろえるといいでしょう。
 もし予想外の噴火が起き、避難勧告などを待っていられない場合は、土石流や火砕流に気をつけ、高台に避難する必要があります。出来るだけ風上側がいいでしょう。

 いかがでしたか。限られた紙面ではお伝えできないこともあります。これを機に防災関係の知識を学んでおきましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●地震の時の対応、どれが正しい?
「いつも楽しく拝読しています。ところで地震の時とるべき対応として、グラリときたら火を消す、揺れたら外に飛び出すなどと覚えていましたが、間違いであると言われました。どういった対応が正しいのでしょうか?」

 広報課からお答えします。
「昔から、グラッと揺れたら何を置いても火を消そうという風に言われてきて、それが根付いた風がありますが、それは大きな間違いです。天ぷらを揚げている最中に揺れたためあわてて火を消そうとして、落ちてきた天ぷら鍋で大やけどをしたという例も多数報告があります。また最近は、鍋の中身がこぼれたりした場合や揺れた場合それを察知して自動的に消火する装置のついたガスコンロなどもあります。まずは揺れが収まるまでは安全なところに避難するのが先です。
 また、揺れたら外に飛び出すというのは間違ってはいないのですが、揺れている最中に飛び出さないことが大切です。家屋でも倒壊した例があり、室内が絶対安全とは言えませんが、いきなり飛び出すと落下物などでケガをすることがあります。揺れが収まるまではじっとしていましょう。」

 


[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●備えあれば憂いなし!

 こんにちは!交通課の由美ですvv今年はまさに自然災害の当たり年かと言われるほど、様々な災害に見舞われています。これを機に、「いつでもできるから」といわずしっかりと対策をしましょう!
 さて見回せば地震の対策台風の対策などなど様々な対策方法の本が出ていますが、これはあくまでも対策であり、「家が倒壊した」「家が流された」など個人ではどうにもならない被害についてまで言及されているものは意外にありません。でも実際に被害が出てしまったら何とかしなくてはならないのが現状です。
 そうならないためにも、保険の見直しをしましょう。地震保険に入るのもいいのですが、これには津波による被害も含まれていますが、地震によって発生した火災による被害への補償は含まれていません。ですから、地震保険だけでなく併せて、火災保険にも加入しておくことが大切です。
 この地震保険というのは、47都道府県を地震の危険度が低い地域から高い地域の順に1〜4等地に分けています。そのため4等地が一番保険料が高く、東京都も含まれていますが、それでもかけないでいて後悔するよりも、いざという時に備えた方がいいですよね。
 尚地震保険については保険金が支払われる損壊規模に違いがあることもありますので、加入の際にはしっかり確認して下さい。
 家は一番の財産です。壊れたら壊れた時、ではなく、今後のことを考えて対策を立てておくのが賢い対処法です。




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 この間粉末の胃薬を飲もうとしていたTさんが、飲んだとたんにむせてすべてふきだしていた。あたり一面白くなった。
 水を飲んでから口に入れるものですよ。




[あとがき]

 浅間山が噴火して警戒に入ったかと思えば、地震台風と、列島は休む間もなく立て続けに自然災害の洗礼を受けました。日頃の備えの重要さを痛感された方も多いのではないでしょうか。何か起きてからでは遅いという言葉がこれほどかみ締められた出来事もなかったかと思います。これから気をつけていきましょう。
 それではまた。

[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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