もちろん、マナーの本を勉強したり、ビジネス関係に目を通すことはやっておいて損はないです。
私も10冊くらい読みました。未だに思うとおりの対応が出来なくて悔しい限りです。
礼儀作法っつーのは本を読んだだけでは確かに身に付かないですが、一通り把握しておいてどう生かすかということが大きなポイントです
何気なく行っている本屋さん、スーパー、レストラン…。
その中には「丁寧だなぁ!」と感心したり「なんて店員だ!」と思ったことが必ずあるはずです。
それを忘れないようにして下さい。
その人の「どこ」に対して「どんな風に思った」のかを自分に生かして下さい。
特に接客業は格好の観察対象です。
どんなしぐさで礼をしているかとか、どんなタイミングでお客様に声をかけているか、どういう風にお客様へ気を配っているか。
例えばレストランで食べ物を注文したら(まぁ、服を注文する人は少ないと思いますが…)、来るまでの間いろいろな店員を観察見るとかするのもいいでしょう。
日々これ勉強、というのは本当です。
サイフにお釣が入らなくてやきもきしている時に「ありがとうございました」って言われると、早くどかなくちゃってあせらないですか?
後は、洋服を見て歩いているとすぐに声をかけてくる店員。
マニュアル通りにこなしすぎるのも考えもの。
相手の動作をさりげなく見て、「何か御用でしょうか?」「どうかされましたか?」と声をかけられるようになりたいですね。
参加者さんの中には、本部の前にジーッと立っている人もいます(笑)。大抵声をかける勇気がなかったり、迷っていたりなので、そういう時は軽く視線を合わせてみるとか、合わないようなら「何かお困りですか?」と声をかけましょう。こういう時は「何か御用でしょうか」よりも、「何かお困りでしょうか」の方が相手も言い出しやすいです。
相手が「いえ」とか「違います」と言われたら、「失礼しました」と言って業務に戻ればいいです。
ほんのちょっとの気遣いですね。
注意すべきなのは挙動が怪しい人間を発見した時、参加者さんから「迷惑行為を受けた」と報告があった時です。
この場合すぐ声をかけても、相手に「へんなことはしていない」とすっとぼけられるとどうにもなりません。
花鳥風月ではこういった情報が入ったらスタッフ、警備員と情報を共有し、「現行犯」で抑えるもしくは「監視しているぞ」と暗にわからせてそれ以上の行為に及ばせない、という対応を取っています。
イベントの大まかな流れを知っておく、とか、どういう準備ややり方があるのかを知るというには、コミックシティさんの「プチオンリー」や当イベント花鳥風月の「ジャンル祭」を体験してみることをオススメします。(花鳥のも宣伝させてください…)
プチオンリーについてはここでは割愛します。
うちのジャンル祭も、プチオンリーと内容は同じです。
参加サークルを募るやり方、お友達サークルとのみでやるやり方、自分サークルだけでやるやり方があります。
募集をかけて人を集めてそれに対応する、こういったことを経験するだけでもかなり経験値は上がります。
スタッフ参加もいいと思います。
いろんなイベントにスタッフ参加して流れを経験する、主催者はどのように動いてるのかを見る、でもいいでしょう。
コミケスタッフに関しては規模が大きすぎて全体を把握できない部分もありますので、小さなイベントのスタッフに参加してみたほうがいいと思います。