自宅の住所を申し込み先とする時、貴方は不特定多数に向けて個人情報を発しているのだということを自覚しましょう。神経質になる必要はありませんが、不幸の手紙・DMが届く可能性は十分あります。心無い人の中には、中傷や嫌がらせを送りつけてくる人もいます。これらは、局留めや私書箱にしたところで届きますから、避け様のないことなんですが。
やっかいなのは、勝手に家におしかけてくる人がいるということ。私だけかも知れませんが、突然押しかけてきて「○○について聞かせて欲しい」「××というサークルの情報が知りたい」とやられた時には閉口しました。
また、電話番号を住所から調べてかけてくる人もいます。電話を連絡手段として使用する場合はいいですが(後で述べます)、それぞれのメリット・デメリットをしっかり検討して下さい。
メリットは、用件をすぐに知ることが出来るということですね。参加者さんの中にも、「自宅住所だから緊急のときに連絡がつく」「持ち逃げやバックレがなさそうだと思える」とおっしゃる方もおられます。
デメリットは上の通り、変質者やストーカーの標的となった場合逃げ場がないということです。また、調べる気になればそれ以外の情報も調べられてしまいます。
そして、為替抜き取られ事件が発生する可能性もある、ということです。郵便屋さんがポストの中にまで手紙を押し込んでくれるといいですが、たまーに差し込んだだけで外からも抜ける状態になっていると、為替が透けて見えた場合に盗難に遭います。
これは可能性としてですが、最近急に郵便事故が増えた、こちらからは届くのに向こうから届かないという時は一旦局留めなどに変更してみて下さい。
一回きりだとか、家族もいるし安心だとか、「うちのポストは絶対抜き取れない」という場合は大丈夫だと思います。
まあ、普通に開催される分には一番手間のかからない選択ですね。
新しくイベントを開催するなら、こちらを推奨します。
最寄の郵便局に行って、局留めにしたいこと、その際に受け取る宛名などを告げると書類に記入するように言われます。難しいことはありませんので(住所とか連絡先など)記入して渡すと、そこの郵便局局長の承認申請に回されます。申請許可までは3日か4日くらい。
許可が下りたら××郵便局留 ○○と使えます。自宅住所を知られたくない人は簡単に申請できますので使用してください。
デメリットは頻繁に取りに行かなければならないこと。確か10日を過ぎた郵便物は返却されます。
自宅近くでも、職場近くでもかまいませんが、必ずこまめに取りにいきましょう。
この選択は貴方がこれからもずっと続けていくつもりであること、きちんと事務処理が出来る状態であることが前提です。
集荷・配達を行っている郵便局(大抵本局です)へ出向き、私書箱を設置したい旨を告げます。すると所定の書類を書くように言われますのでそれを記入します。印鑑がいるはずです。身分証明書もあった方がいいかな。
申請できる条件は、一日1回郵便物を引き取りに来られること。だったハズ。
私書箱の需要が多い所では空いていない場合もあります。別の区域で受付できるかどうかはちょっとわからないので聞いてみて下さい。
申請を出した後、一ヶ月間審査があります。これは、貴方の家に届く郵便物のチェックらしいです。
今はどうか知らないので違っていたら申し訳ありません。
で、めでたく申請が通ったら使用することが出来ます。どんどん使いましょう。
メリットは、盗難などの可能性がグッと低くなること。雨風も大丈夫だということ。デメリットは、参加者さんが緊急に連絡を取りたい時、メールアドレスなどがないと郵送に頼らざるを得なくて、タイムラグが生じてしまうこと。
私は申込用紙に電話番号を掲載しています。ところが、後発のイベンターさんが全員右へならえとばかりに掲載しだしちゃって非常に困りました(笑)。ホントにこの人達、危険性分かってやってんのかなぁって。ホントの話ですよ。
電話番号が掲載されていると、手紙よりも早くダイレクトに用件が伝わる分、参加者さんにはありがたいことです。
申込みで分からないこと、参加案内で足りないものがあった、郵便物が届かない、その他緊急の用事など、非常に便利です。
ですが、逆に言えばいつかかってくるか分からないということでもあります。
知っているイベンターさんで、その土地の先輩に当たるイベンターさんから毎晩嫌がらせの電話がかかってくるようになって、体調を崩したという笑えない話もありました。
私ももちろん嫌がらせやいたずらなどありましたけど、どうしても公開が必要と考えた上での処置です。人がやっているからとか、あんまり軽い考えで掲載しない方がいいです。
イベントは一回で終わったとしても、電話番号は不特定多数の手に残るんですから。
何度もイベント開催しないのなら掲載の必要はないでしょう。メールアドレスで充分だと思います。
※メールアドレスで十分というのは、郵便物が届く宛先をきちんと掲載した上でのことです。
昨今増えているのが、申込用紙にメールアドレスしか掲載しておらず、これで十分と考えている主催者です。
コスプレ撮影会、ゲームその他いかなる内容であろうと、金銭の授受が発生し、安全管理責任がある以上メールアドレス掲載だけで責任を取れると思ったら大間違いです。そういった催し物宣伝には一切告知協力しませんのでご了承ください。
山陰でもメアド掲載だけのイベントに参加してトラブルが発生したが、主催者がそのまま連絡つかなくなって泣き寝入り…という事件がいくつか発生しています。
参加者側でも警戒が必要だと考えます。
お友達と集まってイベントを開く時に、それぞれの住所で受け付けることが出来る、みたいなシステムはやめた方がいいです。
まず、横の連絡がスムーズにいかないということ。例えば、募集スペースギリギリだという時にそれぞれのところに申込みが届いてスペースオーバーしてしまった時に、誰を当選させるかということになります。
落ちた人は、もう一方に送っていれば受かったかもしれないし、何だか納得いないものです。
また、何かで問合せした時にお互いで言うことが食い違っても大変ですしね。
そして郵便事故があった時誰が責任を取るか(まぁ、いろいろとあるでしょうが…)ということにもなります。
連絡先は1人担当を決めて下さいね。
いやまあ、私の意見なんでどうしてもと思われたらいいですが(笑)。