多分花鳥風月同人誌即売会の開き方→開催前に決めておきましょう


開催前に決めておきましょう



<募集規模をどれくらいにするか>

 スタッフがどれくらい集まりそうか、どれくらいの規模ならやれそうか、ということをザッと決めておく
必要があります。
 もちろん借りられた会場に合わせて決めるのでもいいんですが。

 いろいろなイベントに出かけて、どれくらいの規模なら歩きやすいか、机が入る限界数はどれくらい
かなどを観察しておきましょう。
 くれぐれも、募集したけど実際並べたら入らなかった、なんてことのないように。

 新規の会場の場合は、配置図をもらって図面から面積を換算し、机が入る数を算出します。大変
面倒な作業ですが、きちんとやりましょう。
 また会場によっては机のサイズが標準のものではなかったりすることもあります。その辺りのチェック
も怠らずに。


<机の配置について>

 大抵、いろんなイベントの配置を参考にされていると思います。それはいいんですが、例えば
円形の会場で(笑)、一から設計しなければいけないと言う時。

 大体オーソドックスに長方形状に配置すれば間違いないでしょう。サークルスペースは、経験上双方が
軽くイスに腰掛けて、通路が1メートルくらいの幅で取ります。一般さんが歩く通路は、2メートル幅以上。
これを元に配置していけば大体収容できる机の数がわかるでしょう。
 ただしこれは大まかな計算でしかありませんので、めいっぱい詰めないように。

 また、長方形に並べるにしても、真ん中か両端に出入りできるスペースを設けることは必須です。
これは、もちろん出入りのためでもありますが、消防法で「速やかに出入りできること」という条件を
満たすためでもあります。ってメッセの人が言ってました。


<パンフやスペースの料金>

 資金のところでも触れていますが、どんぶり計算で構わないので大まかな収入を計算しましょう。
自分が設定した額で収支が合わなさそうだったら価格を変えます。

 スペース料金に関しては具体的に資金のところで触れているので省きますが、パンフ料金に関しては、
スペース代金で会場費がどの程度埋まるかによって決まってきます。
 スペース代金で会場費全額埋め合わせることが出来るなら、パンフレットの売上は印刷代やその他の
諸経費をまかなえれば良いわけですから、1冊辺りの販売額はそれから算出できますよね。
販売額をYとしますと、
Y × 部数 ≧ 印刷代+諸経費(想像がつかなければ数万程度)
という式になります。
ここから、Yにいくつか数字を当てはめていって、不等式が成り立つところをうまく見つけてください。
※印刷代についてはこちら参照のこと
ただし、以下のような場合は多少式が異なります。

サークルのスペース代で会場費がまかなえなかった場合。
Y × 部数 ≧ 印刷代+諸経費(想像がつかなければ数万程度)+足りない会場費

サークルのスペース代で会場費に余剰が出た場合。
Y × 部数 ≧ 印刷代+諸経費(想像がつかなければ数万程度)−余剰分

 これでパンフ代が出たかな?

 私も今頃はどんぶり計算で、何部売れたらレンタル費と印刷代が出るから、今回は何部刷ろうという
風に決めています。今のところ価格は動かせないので部数調整です。でも刷れば刷っただけ売れるわけ
ではないので難しいところ。

 ちなみに最近のオンリーイベントなどでは、人気ジャンルの場合、千人単位で来場者が来ることも
あります。募集スペースに落選が多数出るほどの申込があれば、パンフレットは多めに印刷しておかれる
ことをお勧めします。
 見極めが難しいところですが、確実に1000人を超える来場者がある場合はその分パンフレットの
価格を抑えるなどして、参加者さんが参加しやすいように配慮を。
 これから先の項目でも同じ話が出てくると思いますがご了承ください。


<コスプレをどうするか>

 「××オンリーならコスプレあって当たり前ー」「コスがないとつまんないよねー」
 くれぐれもこういう決め方だけはやらないで下さい。
 その会場で過去にコスプレOKだったイベントがあったか、更衣室が用意できるか、など、きちんと
可能な条件がそろっているかどうか冷静に判断してください。
 また、計算してみて通路が十分にとれない場合はコスプレは禁止にした方がいいです。
 ものによっては人に迷惑がかかりますから。

 許可する場合にも、更衣室がきれいに使われているか、それ以外のところで着替えている人は
いないかなど常に気を配る必要があります。
 手が回りそうにない場合もやめましょう。
 何もかも中途半端な見切り発車で許可すべきではありません。

 コスプレを登録制にする場合はその用紙を作ったり料金設定をすることも必要になってきます。
私は登録制にしたことがないので分からないのですが、基本的なシステムはサークル申込みと同じ
でいいかなと思います。申込用紙を送ってもらって、参加案内を送るという方法です。もちろんスタッフが
十分な数いれば当日受付・当日登録制で構いません。
 登録したことが分かるようにバッジをつけるとかが必要になってきます。つけなくてもいいですが、
そういう時は未登録の方がコスプレをしていないか注意しましょう。


<グッズサークルへの対応>

 いくつか、ご質問をいただきましたので花鳥風月の場合は、ということでお話させていただこうと
思います。

 当イベント花鳥風月では、「花鳥風月FAQ」のページを設けて、グッズに対しある程度の規制をしています。
 それは、花鳥風月が同人誌即売会の場である、ということを妥協したくないからです。
 確かにグッズサークルは急増していますし、コミケやシティなどでもかなりの参加数になっている
と聞きます。また、地方イベントでは人が集まりにくいためグッズサークルの参加を受け入れている
ところもあるでしょう。

 ただ、グッズの中には法に触れるもの、周囲に迷惑をかけるもの、明らかに同人誌即売会では
なくなってしまうものなどがあります。
 化粧品やアロマなどは薬事法違反ですし、大きな展示棚を作って周囲に倒れ掛かって迷惑を
かけたり、中には自サークルブランドといって市販品にロゴを取り付けただけのものを売っていた
なんてサークルもいました。
 こういうサークルを受け入れてまで開催する必要はあるのでしょうか?
 それならば少なくてもきちんと、同人誌や同人グッズを作ってくれるサークルさんに来ていただいた
方がいいとは思いませんか?

 グッズをどこまでOKにするのか、それともまったく規制をなくしてしまうのか、それは主催者の
自由です。
 しかし、規制を取り払うことが「同人誌即売会」の色をなくしてしまうということも忘れないで
下さいね。
こちらもご参考に→「同人誌と著作権


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