多分花鳥風月同人誌即売会の開き方→パンフレット作成のコツ、あれこれ


パンフレット作成のコツ、あれこれ



<申込用紙作成の時からイメージを>

 サークルカットが一ページにいくつ入るのか。それによって、大体のページ数とかが予想可能に
なります。
 比較的大きなものにしてページを増やすか、それとも詰め込んでページ減に努めるかは自由です。
しかし、サークルカットを張り込んで不自然な無駄スペース(デッドゾーンですな)が増えると、それは
それで、ページを無駄遣いしているように見えてしまいます。
 申込用紙を印刷する前に、サークルカットのサイズを測ってみてページにいくつ入るのか、という
ことをよく考えましょう。もちろんページをきちんとレイアウトするために隙間を空けるのはよい事だと
思いますよ。

 ただし、これは過去にあった例ですが、サークルカットがB6横使いというイベントさんがありました。
原稿用紙がB5サイズで、それに張り込んでA5に縮小印刷するというもので、「サークルカットは
ページ半分!たくさん描いてね」というのがそのイベントさんの売りのようでした。(つまり一ページに
は2サークル分のサークルカット)
 そのイベントごとの方針があると思いますし、別に文句をつける気で言うのではないのですが、その
イベントの募集スペースは600スペースでした。 
 常識で考えれば、それがすべて埋ったらパンフレット(というかカタログ)は一体何ページになってしまう
のか、見当はつくはずです。何を考えてそんなサイズにされたのかは知りませんが、突飛なことを企画
するのもほどほどに、いうことですね。


<A5とB5、どちらがいいのかな>

 スペース数が少ない、参加人数も少ないというのであれば、コストの面からA5をお薦めします。
1冊あたりの単価が安いため、小部数でもパンフレット代を安く押さえることが出来ます。
 逆に、スペース数が多く、人数もまあ500人くらいはくるだろう、という時はB5の方が1ページ
あたりにたくさんサークルカットを貼り込めるので安く上がると思います。
 たまにA4サイズのパンフレットの話を聞きますが、そういう参加者泣かせの企画はやめましょう。
印刷所の方でも、A4はあまり需要がないため、価格設定が比較的割高になっておりまた、会社
によってはA4サイズのパンフレットは割り引き対象外なところもあります。必要以上の出費は
押さえるべきです。

 花鳥風月のパンフレットは当初A5サイズでした。B5の印刷代を算出しつつ、いけるとこまで
行っていたのですが、ついに150ページを越え非常に分厚くなったことからB5に切り替えました。
ページ数ダウンもさることながら、1ページあたりに入る量がぐんと増え、何とか予算内で押さえる
ことが出来ています。
 参加者さんからも、「片手で開いても閉じない」「便せんを買った時折れないように支えになる」と
評判です。なんか違う使われ方をしているような…(笑)。

 どちらのサイズも一長一短あります。いろいろなイベントのパンフレットを参考にしてみて決めても
いいでしょう。


<編集時に>

 イベントパンフレットはよほど何か特別なことがない限り、左とじ、左開きにします。発注時、
分からなくなったら「英語の本開き」と書いておけば間違わないです。
 どうしても注意事項やいろいろな文章などが入り、それらが横書きであることが多いため左とじ
になりますが、和風なイベントであり縦書きが主ならば別に右とじでも構いません。
 ただし、見てすぐにどちらが表紙であるかわかるような工夫は必要です。以前見たイベント
パンフレットで、どちらから開いても奥付のようなものがあり、どちらが始めのページなのかわから
なくて困ったものがありました(笑)。

 次に、のどにあたる部分への文字やイラストの配置に注意しましょう。イベントパンフレットは大体
50ページから60ページ前後とそれなりの厚さになることが多く、真ん中のページに行くほど、のど
側に書いてあるものが読みにくくなります。(そこらへんにある同人誌を手にとっていただくと分かると
思いますが)
 いくらイベントパンフレットだといっても同人誌ではないのですから、中までつめこみすぎないように
して下さい。真ん中にいくほど、のどもとはあけるものと覚えておいてください。

 次。手書きの文章は読みにくいだけなので、なるべく機械書きにします。アンケート結果ページ
などが手書きでずらずら並んでいるとかなり読みにくいです…。というかせっかくのページが読んで
もらえません。
 また、機械書きもたまに、縦から読むのか横から読むのかわからない行間の取り方をしている
ものがありますが、書いた本人はわかっていても読み手からすると非常に読みづらいものです。
 行間はきちんとあけ、文字と文字の間は詰め気味にします。ネットとかで読みやすいと感じた
文章はどのようにレイアウトされているか、参考になさって下さい。

 次。これは同人誌でも基本ですが、トーンを文字の上に乗せない。印刷時何が書かれているのか
すら分からないパンフレットは最悪です…。学生さんが主催をしているイベントパンフレットで、よく
ありがちなので気をつけて下さい。(花柄トーンがバリバリにフリートークの上に張ってあったりとか)
といっても全部の学生イベントがそうというわけではありませんよ。


<豪華装丁は必要か>

 紙替えをしたりインク替えをしたりと、同人誌は見た目にも綺麗な装丁がしてありますね。しかし、
イベントパンフレットでそれは必要でしょうか?
 私は必要ないように思います。それは、パンフレットというものはそのイベントに対して情報を
もたらすものであり、見栄えは何ら販売状況に影響しないからです。また、いたずらにパンフレットの
単価を上げるだけですので、よほどの部数を印刷する場合でなければしない方が賢明です。
それに入稿〆切もどんどん繰り上がってしまいます。これではただでさえ忙しい編集期間を自分で
縮めてしまうようなものです。

 オンリーイベントなどで装丁に凝ったり、グッズに凝ったりしたいという声もあるでしょう。それは
各自自由にして良いものと思います。ただし、それにかかった金額がパンフレット価格に反映され
ない限りで、です。
 つまりポケットマネーでやってくださいということですね。参加者さんが気に入るかどうかもわからん
ようなグッズ作って、それを無理矢理買わされる(サークル参加費に含まれているとか、パンフ代
に入っているとか)方はたまらんです。特にパンフレット代が飛びぬけて高い場合は、いらぬ腹を
探られることにもなります。
 企画をいろいろ立てるよりも無事、イベント開催することを優先しましょう。


<パンフレット雑談> 

 どんなパンフレットならいいか。それは人によって様々ですので、これがいいということは出来ません。
A5が好きという人もいればB5派もいるし、フルカラーにくらいして欲しいという人もいれば、1色刷り
で十分という人もいます。
 しかし、きちんと編集されたパンフレットであれば殆ど文句は出ません。参加者さんから不満が出る
のは、その価格に見合うパンフレットではないとみなされた時です。それは正当な評価なのですから
厳粛に受け止め、次に反映させなければなりません。仮にもイベント主催者なら、「今度は納得させて
みせるぞ!」とバネにすべきです。
 イベントが終わったらただちに捨てられるパンフレットではなく、いつまでも本棚にしまってもらえて、
時々読み返してもらえるもの。そうなれば主催者冥利に尽きるというものでしょう。


多分花鳥風月同人誌即売会の開き方→パンフレット作成のコツ、あれこれ