多分花鳥風月同人誌即売会の開き方→テクを盗め!


テクを盗め!



<本ばかりがマナーじゃない>

 もちろん、マナーの本を勉強したり、ビジネス関係に目を通すことはやっておいて損はないです。
私も10冊くらい読みました。未だに思うとおりの対応が出来なくて悔しい限りです。
 礼儀作法っつーのは本を読んだだけでは確かに身に付かないですが、一通り把握しておいて
どう生かすかということが大きなポイントです(言っていてわからなくなってきた…)。


<観察する>

 何気なく行っている本屋さん、スーパー、レストラン…。
 その中には「丁寧だなぁ!」と感心したり「なんて店員だ!」と思ったことが必ずあるはずです。
それを忘れないようにして下さい。
 その人の「どこ」に対して「どんな風に思った」のかを自分に生かして下さい。
 特に接客業は格好の観察対象です。
 どんなしぐさで礼をしているかとか、どんなタイミングでお客様に声をかけているか、どういう風に
お客様へ気を配っているか。
 例えばレストランで食べ物を注文したら(まぁ、服を注文する人は少ないと思いますが…)、来る
までの間いろいろな店員を観察見るとかするのもいいでしょう。
 日々これ勉強、というのは本当です。


<してもらうとするのは大違い>

 書店で細かいものがなくて1万円札を出したとします。どういうふうにお釣が返ってくると便利
ですか?
 私としては、まずお札を返して戴いて、次に小銭が助かります。お札の上に小銭が乗っていると、
落としそうでイヤなので。
 で、そういうのを観察してます。お札の返し方もいろいろです。ぶっきらぼうにお札を突き出す人
から、自分でまず数えて、お客さんの目の前に出して「ご確認ください」と数えてみせる人など。
 この前ビックリするというか笑ってしまったのは、「ご確認下さい」と言いながら自分の手元で
数えていた人。「確認しろって言われても見えないんですけど」って言いそうになっちゃいました(笑)。

 お札を受け渡したりっていうことはあまりないかも知れませんが、相手の立場に立って応対を
するというのは、案外出来ているつもりで出来ていないです。
 例にあげた店員さんも「自分がわかればいい」という気持ちでやっちゃったんだと思います。
 これをよく表すクイズでこういうのがありました。
「砂漠で30リットルの水袋を抱えて歩いていた商人がいた。旅人がやって来て、28リットル売って
欲しいという。手元には1リットル入るコップがある。これを使って少ない回数で相手に水を売ろうと
思ったら、何回汲めばいいか」

 私、2リットルって答えたんですよ。中学生の頃ですが。30リットルから2リットルとって、残りを
相手に渡せばいいんですものね。
 でも答えはこう書いてありました。「答えは28回。相手は何リットルその袋に入ってるかなんて
わからないし、言ったところで図ったわけでもなし、信じてもらえない」と。
 いやー、びっくりしました。これが相手の立場に立って考えるということなんだなって。
 お分かりいただけました? 


<声をかけるタイミング>

 サイフにお釣が入らなくてやきもきしている時に「ありがとうございました」って言われると、早く
どかなくちゃってあせらないですか?
 後は、洋服を見て歩いているとすぐに声をかけてくる定員。
 マニュアル通りにこなしすぎるのも考えもの。
 相手の動作をさりげなく見て、「何か御用でしょうか?」「どうかされましたか?」と声をかけられる
ようになりたいですね。

 参加者さんの中には、本部の前にジーッと立っている人もいます(笑)。大抵声をかける勇気が
なかったり、迷っていたりなので、そういう時は軽く視線を合わせてみるとか、合わないようなら
「何かお困りですか?」と声をかけましょう。こういう時は「何か御用でしょうか」よりも、「何かお困り
でしょうか」の方が相手も言い出しやすいです。
 相手が「いえ」とか「違います」と言われたら、「失礼しました」と言って業務に戻ればいいです。
 ほんのちょっとの気遣いですね。


<親切の押し売りは迷惑>

 小さな親切大きなお世話と言いますが(笑)。あれもこれもとやりすぎたり、気を回しすぎるのは
相手に負担だし、引かれます。
 さりげない気配りこそが相手に「いいイベントだ!」とアピール出来るんですよ。

 具体例を聞かれると困るんですが、重い荷物を自己搬入されていたら「スペースまでお持ちしま
しょうか」と声をかけるとか。後は、スペースを回って困った参加者さんを見かけたら注意するとか。
 感謝されようとかそういうんじやなくて、自分が気づいたことをやる。
 それだけです。


<手紙のマナー度々>

 すみません、非常に大切なことをいい忘れていました。イベント主催者は同人便せんは使わない
ようにしましょう。常識を疑われます。
 友達に出す場合、主催者の立場を離れる場合ならいいですが、キャラクターが裏に書いてあって
文を書くところが殆どないような便せんで何枚も書き綴ってこられたりすると、「この人主催者って
立場を分かってるんだろうか…」と思ったりします。
 サークルさんや参加者さんが同人便せんを使用するのはまったく気になりません。それはそういう
意図で作られているものを使用したに過ぎませんから。
 ですが、主催者さんが平然と重要なことを同人便せんに書いてこられたり、初対面の相手に対して
「はぁと」「キャーvv」「(死)」とか乱発してると…私だったらまずそこのイベントには何も協力したくない
です(笑)。

 契約内容の確認にB6サイズの同人便せん10枚に渡って返事が書かれていた時はまいりました。
普通の便せんを使用すれば数枚で片付くものです。そうまでして何故同人便せんを使うのか、読み
にくい(枚数が)と思わないのか、などなど考えました。
 知った仲でしたら「すみません、今手元に同人便せんしかなくて申し訳ないです」と前置きした上で
書く事も出来るでしょうが、それでも読みづらそうなものは使わない方が無難です。
 同人便せんがダメ、なのではなくて、それを主催者としての発言に使わないほうがいい、ということ
です。

 これもいらないことですが、差し入れ替わりに便せんをもらった時、そのサークルさんに宛ててあえて
その便せんを使用することもあります。これは「戴き物、使ってますよ」という意思表示だったりしますが、
別に必ずしろというわけではありませんのであしからず。私は「戴いたもの、使わせていただきました。
ありがとうございます」と一言添えています。
 ただし、「昔の絵柄なんで使われると恥ずかしい!」という方や、あげたものをつき返されたと思われる
方もいらっしゃいますので、使用するのは相手を見極めてから、ということでお願いします。気遣って、
やったつもりのことが、誤解されてしまっては悲しいですよね。

 最近ではメールのやりとりが主流になり、手紙を書く機会も減りました。
 ただメールでも、初対面の相手に向かってタメ口、なれなれしい話し方をするイベンターはあまり良い
印象を持たれません。
 また、何か確認事項がありメールのやり取りがあった場合、<返信不要>と入れた上で「●●受け取り
ました。ありがとうございました」とメールしておくと、相手の方も安心されるでしょう。



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